初めて出会ったのは随分前。

まだ、物心ついて間もない頃。

幼い君は虐められていた。

まぁ、好きな子を虐めちゃうあれ。


泣いてる君をほっとけなくて守ったのがきっかけ。

その時、助けたのは幼いながらの正義感だったと思う。

「だいじょうぶ?」

そう聞いた私に君は

「うん!ありがと!」

そう言って可愛く微笑んだ。


それからはずっと一緒。

小学校も中学校も。

クラスも1度も離れたことはない。


それは高校生になった今も例外ではない。