なんとか気持ちを落ち着けてから教室に戻ると、教室内は異様な雰囲気に包まれていた。

ヒソヒソと数人で集まって何かを話しているクラスメイト達。

「なに?どうしたの?」

近くにいた子に尋ねると、「真子、ヤバいよ!」と顔を歪めた。

「何が?」

「神条さんが……真子の机に……」

「え?」

自分の席に視線を移す。

机に黒い文字で何かが書かれている。

ハッとした。

机に駆け寄ると、あたしの机にはマジックペンで【お前が死ね】と大きな文字で書かれていた。