と、そんなこんなで到着なんだけど・・・



(・・・? 人がいるぞ??)




・・・


(どうしよう!?(汗))




そうなんです。


あたし、今まで何百回と言っていいほどに来てたのに、ここで人に会うのは初めてなんです!



ザッ



枯れ葉を踏んだ音に気づいて、その人はこっちを見た。



その人は、男の人なのに白くてきれいな肌をしてた。
女のあたしよりもきれいなほどに。


今は夕方だからその人の顔が夕日に照らされて、目を離せないくらい・・・

人を見て幻想的なんて思うことなんか、ないって思ってた。





(!?って、見とれてないで挨拶だ!!)



華「・・!?初めまして・・・。」


「・・・」


華「・・・」



・・・

(気まずい!!てか、人がせっかく挨拶してやったのに返してくれないのかよ!)



「あなたもここによく来るんですか?」