そう言って千紘をみると、私のことを見つめてからフッと目を逸らす。

「その文化祭、ちょうど部活仲間に誘われてたからそいつらと行くわ」

「!ほんと?」

「ん。前にお前の学校と交流試合があったときにちょっと喋ったら気が合う奴らばっかでさ。連絡し合ってるやつらも結構いる」

「そうなんだ。もしかしたら私の知り合いもいるかもね」

「かもな」

そっか、部活してたらいろんな学校の人と知り合えるんだもんね。

「部活っていいね」

「今更入ろうったってもう遅ぇぞ」

「そういうことじゃなくて!他校の知り合いなんかもできるし、なんかいいなあって思ったの」

それになんだか……

「千紘も、楽しそうだし」