｢か、快斗！
おはよ｡｣

スマホから顔をあげて私に目線を合わせた快斗は急いで見ては行けなかったものを見てしまったかのように目をそらす。


そんなに変だったかな。


うーん、いつもよりはましだと思うんだけど、快斗はこういうの嫌いだったのかな。


考えれば考えるほどネガティブな方向に思考が行ってしまう。


こういう時は聞くべきだよね。

快斗の好きな服装知っておきたいし。


｢快斗、これ瀬奈にしてもらったんだけど。
変だった？｣


｢いや、違うくて、えっと、その、
スゴクカワイイトオモイマス｡｣

快斗は顔を真っ赤にして恥ずかしそうに顔をそむける。


よかった。変じゃなかったんだ。


｢ふふ、ありがとうございます｡｣


そう言って快斗の手をとる。


快斗は私の顔を見て口をパクパクさせてゆでダコ状態になってるのが分かったけど気にしない気にしない。