パラソルがぐさっと音を立て、嫌な負のオーラが感じられる。


「俺がいない間になに盛り上がってんだよ。」


「あっ、快斗。」


「あっ、快斗。じゃねーよ。

なにお前、夏樹に媚び売ってんだよ。」


「媚びってなんかないもん!」


今回は少し図星で慌てて誤魔化す。



これでも瀬奈達にはマシな方になったんですよ?

自分でいうのもなんなんだけど快斗の独占欲。


嬉しいんだけど、

ほんとすぐ拗ねちゃうんだよね。


二人はそんな私たちをいつも優しく見守ってくれる。