「開けていい?」

沈黙を破る快斗の声に少しびっくりして

「どうぞ。」

と咄嗟に返事を返す。


「うわー、むっちゃ嬉しい。
でも俺、杏奈に貰ってばっかりでなんか申し訳ないっていうかなんて言うか、」


ブンブンと首を振って会話を繋ぐ。

「貰ってばっかりじゃないよ。私だって快斗にいっぱい色んなもの貰ってるよ。
いつも本当にありが」

会話が途切れたのは快斗の顔が目の前に来たから。

なわけなくて、キス、されてる?


でも、嫌な気持ちはなくて静かに目を閉じる。

しばらく立ってお互いの顔が離れる。



そして静かに沈黙を破る。


「快斗、ずっと言えなかったけど、


















好きだよ。すっごく大好き。」