「ってか、何母さんに言ってたの。」


「快斗の彼女の許可貰ったの。

貰えたかな。」


「大丈夫。俺と母さん、性格似てたから。
きっと杏奈のこと気に入ったはずだよ。」


「そーなのかな。」


だといいな。






「「ご馳走様でした。」」


「美味しかった!」


「ありがとう。」



「何しよっか。」


プレゼントを渡すなら今だと思った。

「快斗、あのね実は渡したいものがあって、

これなんだけど、」


「なに、これ?」


「服なんだけど、嫌だったら雑巾にしてくれたらいいかな。
なーんてね。
使ってくれたら嬉しいな。」


気に入ってくれるかどうかすっごく不安。

そもそもプレゼントなんて要らないって言われるかもしれないし、
服とか趣味違うからいらないって思われるかもしれないし、
全然嬉しくない、むしろ迷惑って感じられるかもしれない。


そんなことを考えるとこの沈黙は気が気じゃなかった。