「あっ、バス来た、」


暗闇の方からバスがこっちに来るのが分かった。

「あっ、あれ、私の家の近くに止まるやつだ。

じゃあね。快斗。」


「おぉ。」


顔の横で手を振ってバスの中に入る。


さっき別れた時よりも全然嬉しい気分だった。


喧嘩したまま別れなくってよかった。