「で、なんなのなんなのー。」


今は終礼が終わり、翔真から事情聴取を受けている。

はぁ。やっぱこいつに言うんじゃなかった。


けど、ここまで来たら全部言うしかないよな。

「実は、ーーーー」


今日あったことを全部話した。

イヤホンを拾ってもらったこと。
その子のことが頭の中から消えないということ。


「へぇ、この快斗がねー。」


何故か翔真はドラマに出てくる俳優のように遠くをみていた。


そして意を決したかのように話した。


「快斗、それが、



















恋だよ。」