うそ…高瀬、このことも覚えててくれたの?
「うん…あった…」
「あれ?反応薄いけど覚えてない?」
そんなわけないじゃん…覚えてるに決まってるじゃん……私が高瀬を好きなったきっかけなんだから…。
「覚えてるよ、高瀬がカーテン閉めてくれた」
「そうそう、あの日朝から七島気分悪そうだったから心配してたんだよ」
高瀬、朝から心配してくれてたの…?
もう無理、好き…高瀬好き!!!
「っありがと…あの日も今日も助かったよ」
泣きそうになるのを抑えて、返事をした。
高瀬と隣の席。
迷惑かけるかもしれないけど、これからよろしくね?