へへへ、なんか外で待ってるって待ち合わせしてるカップルみたいじゃない!?
高瀬とカップルかあ……いやーーー!////
「なーなーしーまっ」
「っぎゃ!」
びっくりした反動でしゃがんでしまった。
しかも変な声でちゃったよ〜!
恥ずかしい!!!
「そんなにびっくりした?」
ははは、と笑いながら手を差し出してくれる高瀬。
「考え事してて…ありがとう」
ひゃああ!手繋ぐみたいじゃん!!!
ドキドキする鼓動を抑え、高瀬の手をしっかりと握った。
あ、手大きいな…男の人の手って感じ。
ぐいっと私を引っ張る力もすごく強い。
それを意識すると尚更ドキドキした。
「じゃあ行こっか」
「うん!」