それだけは阻止したい…!



出来るだけ少食女子を演じたい!



私はお腹の鳴りを抑えて、できるだけカロリーの低そうな小さめのものを探した。




「真奈、まだ決めてないの?そんなに食べたいのあるなら全部頼めばいいじゃない」



「お、お母さん!違うよ、今日はあまりお腹空いてないから食べるものが見つからなくて…」




ちょっと!爆弾投げかけないでよ!




「あら、何言ってるの、家では毎日おかわりしてるじゃない」


「お母さん!!!」






もう最悪ーーーー!!!!



高瀬に大食い女だってことバレたじゃんーーーー!!!!



女子が毎日おかわりって…デブすぎるよ!!!




私が高瀬のこと好きって分かってるならちょっとは空気読んでよね…。




「でも、今日はほんとにお腹空いてないから、海藻サラダでいいよ…」





はあ、恥ずかしすぎ…。



結局最後まで嘘ついちゃったし…。





「かしこまりました、それでは失礼します」



完璧な営業スマイルで去っていく高瀬。




うう…今日の夜ご飯は少し我慢だなあ…。