二人の間に、少し沈黙が走る。
「………」
なにこれ気まづいよ!
しばらくして、高瀬が口を開いた。
「…あー、飲み物買ってから花火見にいく?」
少し照れくさそうに首を片手で押さえてそう言う高瀬。
「っうん!」
やばい、高瀬と二人で花火見れるなんて…幸せすぎるよ…!
飲み物はもちろん桃水を買った。
しかも高瀬の奢りで…。
「俺、おすすめの場所知ってるから」
着いてきて、と私に言ってくる高瀬。
高瀬になら一生着いていきますよ…()
そうして着いた高瀬のおすすめの場所は、周りに人が誰もいない静かな所だった。
花火も絶好のポイントで見れて最高。
「わああ!こんなところがあったんだね!」
「な、いいところだろ」
うんうん!
目の前には小さな川があり花火が反射して写ってる。
それもまた綺麗だった。