ど、どうしよう…こんなところで強敵現る…。



「そうそう!そういえば、高瀬が多分好きな人の名前の頭文字もきこえたんだけど、か って言ってた気がするわ」




え、じゃあ完全に私ではないし、川瀬乃々華は当てはまってるじゃん…。



待って、自信無くすんだけど…。



あんな可愛い子と私とか勝ち目ないし…。



え、高瀬のこと諦めるの…かな、私。




「まーなー?もしかして自分に僻んでない?」


「そりゃ…そうなるっていうか…」


「まだ川瀬乃々華が好きとは決まってないでしょ?それに川瀬は………いや、なんでもないわ」



いつもの真奈らしく頑張ろうよ!と声をかけてくれる凛。



続きが何か気になるけど……うん…そうだよね、まだ決まったわけじゃないことに悩んでても仕方ないよね。



よし、花火大会にかけよう。



高瀬の好きなタイプに一歩でも近づけるように!