そう言って、少し高瀬に近づく私。
表では平然を装ってるけど、裏では心臓破裂しそうなくらいドキばくいってる。
やばい…近い…。
「ほら、これ」
と言って、高瀬も少し私に近づいて写真を見せてきた。
うあ…ち、近い…今までで一番近い…!
近すぎてかめ吉どころじゃないっていうか…。
写真を見ながら、
「かわいいな」
と呟く高瀬。
か…かわ、かわいいいいいい!?
かめ吉に言ってるんだろうけど、私に言ってるように聞こえてしまうこの高瀬マジックは恐ろしい。
しかも、ほぼ耳元で囁くんだもん…これは耳が妊娠するよ…()
多分、今の私の顔、真っ赤っか。
「俺、この表情好き」
ブッ…
もう、無理、オーバーヒート…!!!
「ちょ!七島大丈夫かよ!」
「ご、ごめん!大丈夫だよ!」
あーーー恥ずかしすぎる!!!
高瀬の目の前で鼻血とか!!!
でも、今のは高瀬が悪い。
耳元で、す、好きとかいうから。
う…頭の中で何度もリピートされて……。
『俺、お前のこと好き』
『俺、お前のこと好き』
『俺、お前のこと好き』
(少々変換して再生しております。)
私もだよおおおおおお!!!!!