「はぁ、体調悪かったんなら言ってよねぇ」 心配したじゃん、そう大きなため息をついて言われる。 そうだ。 晴くんに、心配かけてしまったんだ。 「ごめ、」 「前にも言ったでしょ〜、こういう時は笑って“ありがとう”って言えばいいの」 晴くんは、夢の中じゃなくてもやっぱり優しいや。 「ありがとう、ありがとう」 こんな私に優しくしてくれて、ありがとう。