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……



私の名前は、
御木 葵依(ミキ アオイ)15歳(高1になる)おんな。

ちなみに今日は入学式。



そして只今の時刻

am.09:12


…家に帰っています。





……なぜかって…?


それは………









────退学になったから。



いや、あのじじい(校長)が悪ぃんだ。


私に代表の挨拶させようとしつこいから私に殴られるんだよ。

自業自得だよ。じいさん。


女の子にね、しつこく詰め寄っちゃいけないんだよ。


しかもさ、じいさんさ、口臭すごかったんだよ。

しかもさ、頭さ、バーコードだったんだよ。


そんなんでね、女の子にね、詰め寄っちゃいけないんだよ。


いや、イケメンでもやなやつは嫌だし殴るけどさ。






「こんにちわぁ〜君、葵依ちゃんだよねー?」


心の中でそんなことを思っていると、いきなり横から声がかかった。


声からしてキモかったのでスルーさせていただくことに。


「いやいやいやいや。まってよ!」

待たねぇよ。てか誰だよお前ら。

危なそうなヤツらが複数でかたまってんじゃねぇよ。


『……やだよ。誰だよ。』

ストーカーかよ。私モテモテだな。


そんなことを一人、考えているとストーカーらしき人たちが話し合いだした。



「おい…こいつ、本当か…?」

…なにが?


「あー…なんとも言えねぇ」

…だからなにが?


「…どーでもいい」

「「『おい』」」


どーでもいいと気だるげに言った男に思わず突っ込むと、他二人の男とハモってしまった。



「……なんだこいつ」

…なんだとはなんだ。


「……((ジー」

…見るな。はずい///


「「赤面すんな」」

…ハモることはないだろ。

てか、痛いやつを見る目で見てくんな。



──ピリリリリッ…


「「「ひゃあッ」」」

『うぎゃあッ』


…いや、男三人女らしい悲鳴でハモんなや。


「びっくりしたなぁ…」

「誰からだ?」

「色気ねぇ…((ボソ…」

…ちょいまてや。私のこと言ってんのか。
そうだろ。そうなんだろ。

……でもな…それは私の所為じゃない…

『お前らが無駄に女すぎんだよ!!!!!!』

「うおっ?!どうした?!急にひっっくい声で叫ぶなよ!」

顔怖ぇよ。そんなこと言いながら、男は馬鹿なヘマをした。


──ピッ

「…あ"」

“おい”

「やっべ」

《なにがやべぇんだ》

「あ、いえ、、、」

アホだァ〜あっひゃっひゃっひゃっひゃ←


ージロ

顔がむかつくといいたげに、男は私を睨む。


それに反抗するかのように、私も睨み返す。