「今から飯?」
「龍生様もお食べになりますか?」
「食べる」
「用意します」
なるみゃーと一緒にご飯…なんか新鮮
「隣いい?」
「へ!?はい…どうぞ」
うそうそ!なるみゃー何故隣に?
「希乃香だっけ…」
「はい成宮さん!」
なるみゃーがわたしの名前をぉぉぉぉぉ!
「なんで敬語なの?」
「えっと年上だし好きな人だから?」
「ふーん…好きな人ねぇ」
うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!何いってんの?年上だけでいいじゃん!
私のバカ!
「タメでいいよ」
「へ?でも…」
「堅苦しいの好きじゃないからさ」
「わかった」
「あと龍生でいいから」
「え」
「成宮さんだとややこしいし」
「じゃあ龍生で」
「ん…」
うわぁぁぁぁぁぁぁぁどうしよ
なるみゃーのこと龍生って言うことになったよ…
てか龍生くんとかで良かったじゃん
何が『じゃあ龍生で』だよ
馬鹿か!馬鹿なのか私は!
「ご馳走様」
「お休みになられますか?龍生様」
「1時間後に起こして」
「かしこまりました」
カチャン
「ご馳走様でした!」
「味はどうでしたか?希乃香様」
「えっとあなたは?」
「シェフの松橋さんです」
「そうなんだ!凄く美味しかったです松橋さん」
「ありがとうございます!そう言われるとこれからも作る甲斐があります!」
「希乃香様も疲れたでしょう。お部屋でお休みになられたらどうですか?」
「じゃあそうします。1時間後にまた来ますね?」
「ゆっくりとおやすみなさいませ」
カチャン
「ふぅー本でも読もうかな?」
そして私は部屋で本を読み寝てしまった…
〜1時間後〜
「…乃香……希乃香…」
ん〜?なるみゃーの声がする〜
「なんれすか〜?」
「夕飯の時間だよ…」
まてよ…これ本物じゃ…
ガバッ
「あ…起きた」
「おはようございます?」
「おはよ夕飯食べる?」
「食べます…」
「わかった…あと敬語禁止って言ったよね」
「あっごめん」
chu♥
「へ?」
「次は口にするから」
バタン
「へ?私今、なるみゃーにおでこにキスされた?」
嘘でしょあのなるみゃーが…
なるみゃーって実はS?
私は今日から学校に復帰します!
なんだかんだ言って2週間も休んじゃったし
美紅にも心配させちゃったし…
「頑張んないと…お母さんのためにも」
準備を終えて朝食に行くと既になる…龍生が待っていた
「おはよ希乃香」
「ぉ、おはよう」
龍生の顔を見ると
昨日の夜の出来事を思い出して
恥ずかしくなっちゃうんだよね…
「もう少しで出来るので待ってくださいね」
「あっはい」
……
どうしよこの沈黙
そしてこの沈黙を破いたのは…
「あのさぁ」
「はい?」
「この沈黙何?」
龍生だった…
「いや何でもないよ!」
私は龍生と目を合わせないように言った
「昨日のあれが恥ずかしくて目が合わせられないとか」
「Σ(・ω・;)ギクッ」
そうですその通りですとも…
「その顔図星?」
「だって」
「だって?」
「えっとぉあのぉその〜」
「ん?」
この人絶対Sだ!
「言っくけど僕結構Sだから」
「あんなことされたの初めてだもん/////」
誰か助けてよぉぉぉ!
「遅くなりました!」
榊さんナイスタイミング!
「いただきます」
「希乃香様。今日は学校の途中まで車でお送りいたしますので」
「ありがとうございます!」
「榊、僕も乗せてって」
え!?
「今日、希乃香の高校の近くだからさ」
「かしこまりました」
嘘でしょ…