しばらくすると、愛夏ちゃんは恐る恐るご飯に手を伸ばす。



そうしてご飯を手に取って口に運ぶ。



その様子を見て驚いた。



(色々事情は聞いていたけど、
… スプーン使ったことないのかな?)



「愛夏ちゃん!
これね、スプーンって言うんだけどね。


これを使うと食べやすいから
使ってみて!!」



そういってご飯をスプーンですくって愛夏ちゃんに渡す。