「参ったな…… 」 "どうしよう。 あれ?そういえば忘れてた" 肝心な自己紹介をするのを忘れていたことに、今更気づく。 「ごめん。忘れてた。 春山 柊耶って言います。 ここの病院の先生で君の担当なんだ。 よろしく。」 そう言い、彼女のことを覗き込むようにして見つめる。