そんな愛夏の姿を見つけた里母は、 " フッ "と笑った後、 愛夏の鋭い目つきで睨み付ける。 自分の身の危険を感じ取った 愛夏だったが、 そんな時にはもう遅かった。 どんどん近付いてくる里母に 恐怖に怯え、逃げ出す事は疎か、 今その場に立っている自分の足でさえ 動かすことが出来ずにいた。 そんな状況をいい事に、 里母は愛夏の腕をクイッと掴み 広いリビングの所まで 強引に引っ張っていく。