篠田は家を出る前に、 田所に後の対応は任せたとばかりに アイコンタクトで合図を送る。 田所もまた、"任せて下さい" と言うように篠田を目で送り、 母親を諭すように声を掛ける。 叫びながらもがく母親を、 田所は腕で阻止する。 こうして愛夏は児童相談所に一時保護 されたのである。