彼女の身体は小さくて、 痩せ細っていて、 明らかに栄養失調であることは 間違いない。 このまま、ずっと放置され続けていたらと思うと篠田はゾッとした。 餓死寸前と言っていいほどの女の子を 抱えて立っても、 驚くほど体重が軽い。 すぐにでも 病院に連れて行かなくてはいけない。 そう感じた瞬間には、 すでに部屋を出ていた。