『こんにちは、私、児童相談所の者なんですがーーーー』 「は?ジドウソウダンジョ? なにそれ? どこの誰だって言うのよ?」 あまりに何回もインターフォンを 鳴らすので、 鬱陶しく感じた母親がしかたなく チェーンの付いた玄関のドアを開く。