~柊耶said~


当直明けから、
午前の外来を終えれば帰れるからと思い
体調の悪さを無視し、身体にムチを打って
仕事をこなしていた。



診察の間も看護師に体調を心配され、
ちょくちょく声をかけられたが
「大丈夫、問題ない。」と言い張った。




なんとか外来の診察を終え、
帰ろうとしたが徐々に自分の身体が
熱を帯びてきているのが分かる。



多少の息苦しさからフゥーっと息を
吐くが、その息さえも熱く感じる。


何度、目を擦っても視界がぼやける。




確実に、朝より体調が悪化していることを自覚すると頭も痛くなってきた。



少し休もうと思い、机に顔を伏せていたが知らない間に眠ってしまっていた。