嫌でも空腹には耐えられなかった。 所詮、人は死ぬことを望まない限り 飢えをしのいで生きていくことなど 到底出来やしないのだ。 何度も何度も耐えた。 もう生きる気力さえなくなっていた。 それでも小さかった私には、 お母さんの抱きしめられる温もりを求め 幾度となく期待した。