母さんは命からがらお隣さんへ駆け込みそれを確認して振り返ると、

身体に衝撃が走った。

それは命の危険を表すものではなく、

むしろそれは、非日常的なこの出来事から

冷静さを呼び起こすように

暖かい






抱擁だった。