三日月 ~キミの瞳にうつるのは ~

「めっちゃ思っているよね?

もういいもん。カケルなんて知らない‼」

私はほっぺを膨らましてカケルから顔を反らした。

多分、こんな私を見てカケルは笑っていると思う。

細い目をさらに細く、三日月の形にさせて…

カケルの顔面偏差値は低い。

でも、私はカケルとこうやってふざけあっている

時間が好きだ。

多分カケルも同じように思っているんじゃないかな?

って期待してたりもする。