「翔~またケガしたの?
今日でプール最後なのにまた入れないよね?」

朝一番、下駄箱でミチルに会った。

ミチルは俺の腕を見るなり、そう声をかけてきた。

昨日の夜のことは割りと恥ずかしかったから、

あまり、ミチルと話したい気分ではなかった。

俺はミチルを置いて、ちょうどやって来た

森本と教室へ行った。