「チョキ、チョキ」



え?
振り返ると、麗禾の友達がハサミを持っていた。


え?待って待って
切られないよね?
髪の毛、こんなに伸ばしたのに・・・



一瞬だった。



麗禾に、
「残念だね。由紀の好きな人は梨紗だから。」
と言われ、髪の毛を切られ・・・





た。



怖すぎて、何も言えなかった。
頬から血が出てるね・・・

「私・・・!こんなに髪の毛伸ばしたのに!一年間切ってなかったのに!酷いよ!」



皆呆気に取られていた。



「あれ?ぬん、なにしてんの?」