「栞!栞!大丈夫か!」



私にはその言葉しか聞こえない。





えと…私どうしちゃったんだっけな

もう記憶は薄い。









ゆっくり目を開ける。







「え?」





そこには由紀がしゃがみこんでいた。



「起きた?」




住まいにスマイル♪のようなスマイルを見せてきた。






待って待って待って!
理解出来ない!






由紀が私のこと栞なんて!
ちっちゃい頃ぶりだな

素直に嬉しい




「栞!起きた?」

あ、瑞蓮...


「よかったあ!このまま起きてなかったら病院行きだったよ!」

梨紗ぁ〜


「瑞蓮!梨紗まで!!」