「…沙羅だ、あいつこっちに来てる」
「マジかよ!やっぱり、あいつだったんだ!…もしかして、おい!心を追っ掛けて…!」
「あぁ…そのもしかしてだ」
「うわぁー!到頭来たかぁー!もしかしていつかは来るかと思っていたが…」
「まいったよ…」
俺は、ベッドな寝っ転がった。
「で…セラとは?」
誠は、何だかやらしい目つきで聞いてきた。
「あぁ、さっきまで一緒だった、家に行ったんだ」
「えぇーっ!家に行ったのか!?もしかして、もぉー?」
「馬鹿か!お前は!」
(バチッ!)
「痛ってーなぁ!」
俺は、誠の額にデコピンをした。
「セラを面倒見てくれてる、おじさん達に挨拶しに行ってきたんだ」
「挨拶かよー!心、お前達まだ?…」
「お前の頭には、それしか考える事はないのか!?」
「だってよ…俺には中々、女が出来なくて、何で心には…」
「はぁー、俺は、セラを大事にしたいんだ!今迄とは違う…」
「はい、はい!分かったよ!」
そう言って誠は、キッチンに行った。
「おい、そう言えば、さっき言ってた沙羅と話してた男って…」
「あぁー!!酒がねぇーよ!!心!酒!買ってきてくれよ!」
「はぁー?もう飲むな!帰れよ!」