「私はね、心君…君達の付き合いに反対はしないが、セラを泣かすような事は、しないでくれ…この子は、セラは足を無くしてから今まで苦しくて、辛い事が多過ぎた…セラから聞いているだろうけど、私達は本当の親では無いが、セラを本当の実の子として育てて来た、この子は本当に優しくて、いい子だ…セラの事頼んだよ…」
「おじちゃん!おばちゃん!」
おじさん達は、こんな俺に向かって頭を下げた、セラは、俺の隣で泣いていた。
「ありがとうございます!!本当に!ありがとうございます!」
俺は床に額を付け、おじさん達に感謝をした。
「まぁまぁ、皆して頭を下げてるなんて可笑しいわ!心君!ご飯でも食べていって!ご馳走は出せないけど…」
「そうよ!ご飯!皆で食べよう!?」
「はい!ご馳走になります!」
おかずを並べている間、心とおじちゃんは、ぎこちないが二人で、お酒を飲んでいた。
「おばちゃん、ありがとう…私、おばちゃん達を誤解してた…直君の事が有ったし…」
「うふっ、そうよね…直の事は、お父さんに任せなさい!お父さんはセラが、恋をしてくれた事が一番嬉しいのよ!心君も、ちゃんとしていて好い人そうね!安心した…」