「あぁ…親が居る家は…」
「あっ…ごめんなさい!別に今日では無く…いつか、また別の日にでも…ごめんなさい!!」
「何で謝る?おじさん達…大事なんだセラの事!だから心配で、付き合っている奴を見たいんだな、俺は平気だ!行こう!遊びで付き合ってない事、おじさん達に分かってもらいたいし…なっ!」
「…ありがとう」
私は、心の想いが強く伝わり、胸がいっぱいになった、心を好きになって私を好きになってくれて嬉しかった…。
「泣くな!泣き顔のまま行ったら、俺が泣かしたみたいに思われる、涙拭け…」
俺は、セラを抱き寄せ涙を拭いた。
「ありがとう優しいね…」
俺達は、セラの家に向かいながら、お互い好きなものや小さな質問をしながら、歩いていた。
「覚えた…セラが好きな色は青、好きな花は向日葵、好きな季節は冬、今一番見たいものは雪…後は…」
「クスッ…ちゃんと全部、覚えてない」
セラ、笑って言った。
「ごめん、でも俺的には覚えた方だけどな!」
「えーっ!そうなの?!」
「あぁ!セラは?、俺の好きな物、覚えたか?」
「勿論!好きな色は、私と同じ青!好きな季節は夏、好きな花は桜、好きな場所は私と同じ海!好き…」