「はい!冷し中華出来たよ!」
「はーい」
キッチンから、おばちゃんは顔を出し私の腕を引っ張った。
「なに!?」
「うふっ、頑張ってね!」
おばちゃんは、耳元で私に言った!。
「えっ!?」
私はドキッとした!。
《もしかして、何か感付いた!?》
私は、自分でも分かるくらい動揺した。
「な!何言ってんの!やだなぁー!変な事言わないでよ、もぉーやだなぁー!」
私は、冷し中華を持ってテーブルに向った。
《変な意識しないように!平常心!平常心!》
「お待たせしました、冷し中華二つです」
《よし!普段通りに言えた!》
私は、冷し中華をテーブルに置いた。
「どうもぉー」
誠さんは、割り箸を割り言った。
心さんは、無言だ…怒っているんだ…私が、さっき余計な事を言ったから…。
私は軽くお辞儀をしてテーブルから離れた。
「はぁー…」


「旨いなぁ!!やっぱ、ここの冷し中華!」
誠は大きく口を開け、麺を頬張った。
「あぁ…」

俺は飯を喰い終わると先に一人で店を出た、後から来た誠と、浜辺で横になりダラダラとしていた。
「腹一杯!」
誠は、腹に手をあてた。
「あぁ…」
空を見ると灰色の雲が流れて来ていた。