『…心、セイラ………』




ラジカセから、セラの声が流れ、俺に話をしていた。



「…セラ…」


セラの声を聞きながら、手紙を読んだ。






手紙を読み終えると、ラジカセから聞こえるセラの声は、震えていた。




『…心を愛した時間…忘れない…心とセイラは、私の宝物……』





(カチャッ!)





「…ゔっ…セラ…セラ!…」






俺は、セラの手紙を握りしめ泣いた。











≪…セラ…俺は、セラと出逢えて本当に幸せだった……セラを愛した時間、忘れない…セラは俺の宝物だ……俺達、必ず、また逢えるよな…また逢える日まで………≫