その日、1日…セラは、笑顔で居た。



その夜、「今日は、三人で川の字で眠りたい」とセラは言った。



「…暖かいね…心の温もりセイラの温もり…暖かいよ…」


「あぁ…暖かいな」


俺は、セラの頭を撫でながら言った。



「…心…」



「ん?」



「…いつも…いつも心の傍に居るからね…心とセイラを見ているからね…」



「…………あぁ」



俺は、それ以上の言葉が出なかった。



次の日は、朝から暑く真夏が、来たような陽射しだった。




「心、外に出たいな」


「外に!?でも、この陽射しじゃ体に負担が…」


「外に出たいの…庭で構わないから…お願い」



「………分かった、じゃー今庭にパラソルを出すから、待ってろ」


「ありがとう…」




暑い陽射しの中で、心は庭に大きなパラソルを建ててくれた。



「…よし!これでいいかな!」


心は、額の汗を拭いながら言った。


「ありがとう、心来て…」


「ん?」



「すごい汗」


セラは、持っていたタオルで、俺の額の汗を拭いてくれた。


「ありがとう」