「あぁ!医者には何も言われてないしな!薬も無いし!」
私と直君は、目があった。
「…そうですか!じゃー、おじちゃんのリクエストの炭酸買ってきますよ!」
「悪いな!」
「セラは?」
「…直君と同じ物で」
「あぁ、分かった」
直君は、病室を出て売店に行った。
「…セラ、ここに座りなさい」
おじちゃんは、直君が居なくなったのを確認して、ポンポンとベッドを叩き私を呼んだ。
私は、ベッドの上に腰をおろした。
「なに?」
「…もう、正直に言ってくれ…セラ、お前は幸せじゃない…そうだろ?」
おじちゃんは、私の右肩に手を置きながら言った。
「おじちゃん…」
「さっき、セラに聞いたよな?幸せか?って…その時、ハッキリと体で感じたんだ…セラは、幸せじゃないって…」
「そんな事はない!私は…」
「セラ!、…もう止めよう…」
おじちゃんは、私の頭に手を置いた。
「おじちゃん!?」
「正直に、直に話せ…、もし話せないなら、俺から言ってもいい…」
「そんな…、おじちゃんは、私の花嫁姿を見たいって…」
「勿論!見たいさ…だけど、本当に幸せなセラの姿の花嫁姿だ!…分かるよな?」
「……う……ん………分かってる…よ」