俺は、ネックレスを隠した。
「…隠す事はない…知っているんだ…」
直は、静かに言った。
「……」
「お前から、貰ったネックレスを大事そうに付けてた……が、今はもう外した」
「外した…」
「あぁ、俺が新しいネックレスをあげた……二人で同じ物なんか付けやがって…」
俺は、ネックレスを握った。
「これは友情の証として…」
「友情!?…ふざけんな!!友達になったから、泊めてやったのか!?」
直は、胸元を掴んだ。
「……!!」
「…どうなんだ!?言えよ!答えろよ!!」
「…あいつは、セラは悪くない、俺が…」
「っのヤロー!!」
(バチッ!バチッ!バチッ!!)
俺は、直に殴られ倒れこんだ。
直は、俺に馬乗りになった。
「渡さない!!絶対にお前渡さない!!セラは俺の物だ!!」
「物!?…セラは人間なんだ!物じゃない!!」
(ドンッ!!)
俺は、直を下から蹴っ飛ばし直は倒れた。
俺は立ち上がった。
「ふざけているのは、そっちの方だ!!」
直は、俺を睨んで立ち上がった。
「お前には絶対にセラを渡さない!!覚えておけ!!」
(ドンッ!!)
「……!!」
直は、俺の肩を強く叩き去ってった。
「ックソー!!」