「あ、そうだ準備準備〜」
今日は、文化祭に行くって言ってたっけなあ?
どこか聞いてないや笑
「まあ、いいか!」
久しぶりに遊びに行くし、念入りにメイクしーちゃおっ!
「ふんふーん♪」
鼻歌を歌いながら支度をする。
「よし!これで完璧!」
全身鏡を使って自分のコーディネートを確認して、家を出た。
「いってきまーす!」
待ち合わせは最寄りの駅。
駅まで徒歩で歩く。
*
「よし、着いた!」
時間も10時ジャスト!
遅れなくてよかった〜と、ホッとしてたら
「遥!おはよう!」
「奈々花!!おはよう!」
この子は友達の相模 奈々花!(さがみ ななか)すごく美人で頼れるお姉さんみたいなの!
「おはよー、じゃ、行こっか!!」
「うん!」
あ、そういえば場所聞かないと!!
「奈々花、文化祭行くって言ってたけど、どこの文化祭に行くの?」
「あれ、言ってなかったけ?水河(すいが)高校だよ!」
水河高校って…
「男子校?!」
「ピンポーン!大正解!」
え、まって男に興味なかった奈々花がどうして急に?
「どうしたの、奈々花!」
「んー?私ももう高校2年生だし、そろそろ恋愛したいなーって思って!」
「それは、分かるけど。
何で水高?」
とてもとても素朴な疑問。
「え、だってイケメン多いじゃん!」
あ、意外に単純。笑
「奈々花って単純だね笑
でも、確かにイケメン多いって聞くよね!」
「だよね〜、彼氏探し+目の保養よ!」
なるほど、納得!
「なるほどね!!じゃあ、わたしも目の保養してくるか!」