「あ、そうだ準備準備〜」


今日は、文化祭に行くって言ってたっけなあ?

どこか聞いてないや笑


「まあ、いいか!」



久しぶりに遊びに行くし、念入りにメイクしーちゃおっ!



「ふんふーん♪」


鼻歌を歌いながら支度をする。


「よし!これで完璧!」



全身鏡を使って自分のコーディネートを確認して、家を出た。



「いってきまーす!」



待ち合わせは最寄りの駅。

駅まで徒歩で歩く。








「よし、着いた!」



時間も10時ジャスト!


遅れなくてよかった〜と、ホッとしてたら



「遥!おはよう!」



「奈々花!!おはよう!」



この子は友達の相模 奈々花!(さがみ ななか)すごく美人で頼れるお姉さんみたいなの!



「おはよー、じゃ、行こっか!!」



「うん!」



あ、そういえば場所聞かないと!!


「奈々花、文化祭行くって言ってたけど、どこの文化祭に行くの?」



「あれ、言ってなかったけ?水河(すいが)高校だよ!」



水河高校って…



「男子校?!」



「ピンポーン!大正解!」



え、まって男に興味なかった奈々花がどうして急に?



「どうしたの、奈々花!」



「んー?私ももう高校2年生だし、そろそろ恋愛したいなーって思って!」


「それは、分かるけど。
何で水高?」



とてもとても素朴な疑問。



「え、だってイケメン多いじゃん!」



あ、意外に単純。笑



「奈々花って単純だね笑
でも、確かにイケメン多いって聞くよね!」



「だよね〜、彼氏探し+目の保養よ!」



なるほど、納得!



「なるほどね!!じゃあ、わたしも目の保養してくるか!」