ドンッ

゛おら!立てよ!!

うぇー、こいつ泣いてんだけど!

なーきむし!なーきむし!!なーきむし!!!

あはっは!゛

もう・・・やめて・・・

頭うったのかな

いつもよりガンガンして意識ももうろうとしてきた

゛おい、まずくないか?

なにが!

こいつ、頭から血流してやがる!

それがどうしたんだよ!死にそうだったら殺せば良いだろ!

なにいって・・・・・・俺、降りるわ

さすがに殺人は御免だ

はっ?なにいって・・・

俺も、俺も、僕も

お前ら!゛

人が居なくなった・・・

僕、死んじゃうのかな

゛クソッ!お前のせいだ!

死ね!死ね死ね死ねしねしね!!死ねよ!゛

ガンッ

『だっ、れ?』

「お前さぁ、なにやってんの?
死ね?自分のストレス発散に弱い人間捕まえて暴力振るうとか、ふざけてんのか?くそガキ」

助かったと思った、けどそれ以上にこの声が、身に纏う雰囲気が今までと比べ物にならないぐらい、怖かった