『あの、』

「ん‍?」

『今、おいくつなんですか‍?』

「えーっと、、、あれ‍?
何歳だっけ・・・」

『ふふっ、覚えてないんですか‍?』

「仕事が忙しいから歳なんて忘れちゃうんだよね
そういえば、今日は俺と冷奈と蓮の友達が家に来て呑んでくんだけどどう‍?」

『えっ‍?呑む‍?』

「あぁ、大丈夫だよ
子供はジュースだからね」

『でも、お邪魔になるんじゃ・・・』

「大丈夫だよ
多分、みんな遥海ちゃんのこと気になってると思うから」

『えっ‍?』

あたしの事が気になる‍?

なんで‍?なんかしたっけ・・・

「蓮がここまで必死になる子ってどんな子か気になると思うから、参加してかない‍?」

『じゃっ、じゃぁ』

「オッケー、じゃぁ、もうちょいだから」

『はい』

ふっ不安・・・
「はい、とーちゃーく」

『ありがとうございm・・・えと、ここってお家ですか‍?』

「うん、なにかと人が集まるからちょっとでっかくしてみた」

『ちょっとって言うより、かなり大きいですね・・・』

「よっこらしょ、そうか‍?」

『こっ、高校生を軽々と・・・』

「こんなんたいしたことないよ」

『はっはぁ』

「そこ、開けてくれる‍?」

『は、はい!』

「サンキュー」

『はい』

「ただいま〜」

「玲音おかえり
えっと、隣の子は‍?」

「あぁ、七彩遥海ちゃん
蓮の本気」

「ほんとに!?
はじめまして、遥海ちゃん
蓮の母親の冷奈です」

『はっはははじめまして、七彩遥海です』

「かっ、かわいい〜」ぎゅー

『えっ、あっ、』

「冷奈、困ってるから1回離れてあげて」

「うん・・・じゃぁあたし支度あるから、遥海ちゃんまたあとでね」

『はい・・・』

なんか、美形過ぎませんか‍?

羨ましい・・・
「遥海ちゃん、こっちこっち」

『はい!』

広いなぁ、蓮はお父さんとお母さん居るんだ・・・

"あんたなんか・・・生まれてこなきゃよかったのよ!
もう2度とあたしのところには、帰ってこないで!"

『うっ』

「どうした‍?大丈夫か‍?」

『はい、すみません』

ガチャッ

「蓮の部屋はここだよ
それと、なんかあったら冷奈に言ってごらん
きっと、楽になるから」

『なんで・・・』

「元、総長のかんかな」

『ありがとうございます』

「じゃぁ、蓮のこと宜しくな
なんかあったら呼んでな」

『はい』

パタン
「ただいま〜」

「おう、なんか持ってきた‍?」

「えっ、なにも・・・」

「やり直し、ポテチと酒買ってこい」

「えー、玲音ちゃん久しぶりに会うのに冷たい〜」ゴン

「冷たくない、あとちゃんつけんな、鈴太」

「痛い・・・」ドンッ

「蓮〜」ドタドタドタドタ

「あっ、緋七さん!」

「さらに痛い・・・
ところで蓮は‍?
いつもの声が聞こえないんだけど」

「あぁ、それならすぐにわk」

「あぁぁぁぁぁーーーーー!!
玲音玲音!!かわいい女の子がいるよ!」ドタドタドタ

「はぁ・・・
ごめんね、ビックリさせて」

「れっ玲音が・・・」

「女の子と喋ってる
玲音ちゃん‍?」

「あ"ん‍?」

『あのっ』

「遥海ちゃんごめんな
えっと、さっき入ってきて叫んだ人が緋七さん」

「宜しくねぇ〜!」

『よ、宜しくお願いします』

「んで、このバカが鈴太」

「おい、バカってなんだよ!
俺の事は鈴太って呼んでな!さん、くんはなしだけどちゃんならオッケーだよ!」

『はい』

ツンツン ツンツンツンツン

『あのっ・・・緋七さん‍?』

「名前教えて‍?」

『あっ、すみません
私は七彩遥海です』
「まぁ、自己紹介はとりあえず良いな
遥海ちゃん、そろそろみんな集まるからもうちょっとしたら降りてきてね」

『はい』

「僕、遥海ちゃんと話す〜」

「分かりました、遥海ちゃんじゃぁ後でね」

『はい、お気遣いありがとうございます』

「俺は‍?俺はどうすればいいの!?」

「僕はパス〜」

「好きにすれば‍‍?」

「相変わらず冷たい・・・
玲音はもう呑み始める‍?」

「いや、光翔さんたちが来るまで仕事する」

「それなら、俺も手伝うよ」

「サンキュー
じゃぁ鈴太は書類の仕分け頼む」

パタン

『蓮のお父さんと鈴太さんって同じ仕事なんですか‍?』

「うん、そ〜だよ〜
玲音が社長で鈴太が秘書」

社長‍?秘書‍?

「KIRIYAグループって知ってる‍?」

『洋服、雑貨、アクセサリー他、色々な物を販売している会社ですよね』

「そうそう、その会社が、神谷玲音と神谷冷奈がやっている会社だよ」
『それじゃぁ、蓮のお父さんとお母さんってかなり忙しいんじゃないですか‍?』

「そ〜だねぇ〜
でも、蓮が居るから短時間で仕事終わっちゃうんだよね
だから、冷奈は蓮の事が好きで好きでたまんないんだ」

『そうなんですか・・・』

「ねぇねぇ、遥海
遥海ってさ、蓮のこと恋愛の方で好きでしょ‍?」

『どうなんでしょう・・・
今日、他の男子に襲われそうになったのを助けて頂いたので、それでドキドキしてるのかも・・・』

「んー、そっかぁー
まぁ、でも今日蓮の事さらに好きになると思うよ」

『‍?』

「遥海ちゃーん、緋七ー、みんな揃ったから降りてきてー」

「呼ばれてるし、行こっか!」

『はい』

ムクッ

「俺も行く」

『えっ、‍?
蓮‍?さっきまで』

「さっすが蓮!
遥海ちゃん大丈夫だよ、蓮は家族のみんなに会いたいから起きただけだから」

「緋七さん、あんまり遥海といちゃいちゃしないでください」

グイッ

『ひゃぁ』

「俺のなんで」

「あぁ、めんごめんご」

『ちょっ、蓮!』

「遥海行くよ」

『えっ、あ、うん』
『ねぇ、蓮体大丈夫‍?』

「うん大丈夫だよ
さっきはごめんね、ちょっと嫉妬しただけだから」

『ううん、大丈夫だよ』

「ありがと」

「2人とも待ってよー」

『蓮、いいの‍?』

「うん、いいよ
みんな、俺の家族だから」

「追いついた〜
蓮、後で競走しようよ!」

「俺が勝ったら何くれるんすか‍?」

「ん〜、僕からの愛!」ドヤァ

「ドヤ顔して言わないで下さいよw」

「えぇーそんなぁー・・・」

良いな、楽しそう

「あー、来たきた!
今日の主役はぁ〜!」

「遥海ちゃ〜ん!!!」

『えっ、私ですか‍?』

「遥海ちゃん、改めて、蓮の母の冷奈です
出来れば冷奈って呼び捨てで呼んでほしいな」

『なるべく、頑張ります』

「はいはい!次俺!
さっきも居た鈴太ちゃんだよ!
宜しくな!」

『宜しくお願いします』
「はじめまして、俺は昂輝(Kouki)
これから、仲良くしてね」

『こちらこそ、仲良くしてください』

「竜我(Ryuuga)
宜しく」

『よっ宜しくお願いします』

「遥海ちゃん、俺は光翔(Akito)
宜しくっ!」

『宜しくお願いします』

「俺は朔斗
光翔の保護者だよ」

「俺をガキ扱いすんな!」

「あー、はいはい
宜しくね、遥海ちゃん」

『はい、宜しくお願いします』

「とりあえず、全員やるといつ終わるか分かんねぇから遥海ちゃんと喋りたいやつは後でゆっくり話せ」

「「「ほーい(はーい)」」」

---遥海saidend---
「おい〜れん〜
お前も呑め〜」

『父さんがいいって言ったら良いですよ
光翔さん』

「え〜、俺と呑むの〜嫌なの〜‍?」

『そういうわけじゃないっすけど・・・
遥海ごめん、ちょっとだけ光翔さんの相手してて
すぐ戻るから』

「うん・・・分かった・・・」

『大丈夫だよ、光翔さん簡単には不機嫌になんないから』

「うん、頑張る」

『よしよし、じゃぁちょっと行ってくるな』

「うん」

父さんどこだろ

多分呑んでるから仕事はやってないと思うけど・・・

「竜我、お前は最近どう‍?」

いた

「んー、ふつーかな
でも、いくら断っても女が寄ってくるから気持ち悪い・・・」

「りゅーがちゃんそんなんじゃいつまでたっても恋なんて出来ないよー‍?
それとも鈴太くんが恋のいろはおしえてあg」ゴン

「痛い・・・今日何回目‍?」

「僕はいいの
それより玲音」

「あ‍?」

「蓮が用事ありそう」

「あぁ、さんきゅ
どうした‍?蓮」

『光翔さんが俺も酒呑めって』

「いいぞ、でもあんまりハメ外すなよ
今日、やったんだろ‍?」

『うん・・・
ごめん』

「あやまんな、後で冷奈のとこ行ってやって
結構心配してたから」

『分かった、じゃぁ光翔さんのところ戻る』

「あぁ
蓮、それと遥海ちゃん呼んできて」

『良いけど・・・あんまり変な事言わないでよ‍?』

「分かってるよ、蓮」

『うん、じゃぁまた後で』

「おう」