「芽衣ちゃん、どうしたの? …翔也となんかあった? 出張終わってからおかしくない?」 そう、五月さんに言われるくらい、私は社長を避けている。 仕事だから、どうしても話すことはあるけど、必要なことしか話さなかったり、用が終わるとすぐに逃げるようにしていた。 そんなことばかりしてたら、流石に気になるよね… 「実は…」 私は五月さんに、ホテルであったことを話した。 「へぇ…あの翔也がね…そんなことを… で、芽衣ちゃんはどうなの?」 「えっ?どうって?」