「なあ、俺達と殺りあおうぜ」




「…」




「聞いてんのかよ。無視してんじゃねーよ餓鬼が」




「無駄な喧嘩はしない。」




「んなのしるかよ。お前だって俺達とやってることは変わんねーだろ」




「一緒にするな。」




―パンッ




人通りの少ない路地裏に、ひとつの音が響いた。




「チェックメイトだ。」




―スッ




風を切るような鋭い音が聞こえると




先程まで強気だった男が倒れた。




「goodbye Forever.」
―永遠にさようなら。



ひとりの声が響くと、そこにはもう、誰もいなかった。