辻本は起き上りブラウスで胸を隠した。

「辻本さん大丈夫?」と野嶋がジャケットを辻本にかけ両肩に手をおく。

「どうして2人とも居るの?」

「さぁ、どうしてでしょ?」とニッコリ。

(私、助かったんだよね?なんか短い時間だったんだろうけどすごく長く感じた。アレ?なんだか目の前が急に真っ暗に〜)

「辻本さん、辻本さん?」野嶋の手に力がこもる。

(野嶋さんの声が遠くに聞こえる〜)

安心してせいか辻本はそのまま気を失った。