結局、根本的な解決にはなってないんだ

暗澹な想いに襲われる

「…まことさん?」

「ん?うんうん、大丈夫だよ

それより、マミちゃん…」

私はマミに、今後は登下校時、二人離れることなく、行動を共にしようと提案した

レイカたちの魔の手が、無垢で無力なマミに向けられるかもしれない

当然(?)ながら、マミも私の提案に、眼を輝かせ、喜んで同意した

…………

放課後。

私とマミは一緒に学校を出た

彼女は子供のように、明るくはしゃぎながら、私にいろいろと話しかけてくる

可愛いな。彼女、妹みたい。

…そうだな。やっぱりしばらくは、一緒に行動した方がいい。