マミ?マミ?どうしたの?

何があったの?

親友の助けを求めるSOSに、私はうろたえる

メールじゃわからない!電話してみよう

マミの携帯番号をディスプレイに呼び出し、急いで電話をかける

「…お掛けになった電話は、電波の届かないところに…」

非情なオペレーターの事務的な音声がこだまする

ダメだ!メールを送信してみる

『マミ?どうしたの?大丈夫?』

…1分待った。返事は帰ってこない

マミが…マミが…大変なことに…?

「おばあちゃん!私、ちょっと出かけてくる!」

「まこちゃん…ど、どないしたんや?」

あっけにとられているおばあちゃんに、事情を説明するのももどかしく、私はスマホだけ掴んで、制服姿のまま家を飛び出す