…行っちゃったな…

天国で、平和に暮らせると、いいな…

「ただいまあ」

「まこちゃん、おかえり、
遅かったなあ…」

「うん…」

「まこちゃん…」

「うん、何?」

「お侍さんは、もう、行ったんか?」

「え、おばあちゃん?」

知ってたの?

私に、一刀斉が、憑いていたってこと?

「まこちゃん、私な、結構霊感強い方なんよ。
立派な、お侍さん、やったなあ…」

「おばあちゃん…」

彼女は私の肩に手を置き

「まこちゃんを道場に入門させるなんて、時々、ハラハラさせられとったけど…
まあ、結果よければすべてよしや、な!」