ある戦において、彼は敵を何人も討ち取り、武功を上げたにもかかわらず、武将から「足軽風情が、このような働きが出来るわけがない」なんて疑われ…

挙げ句の果て、「敵と内通している」なんて濡れ衣まで着せられ

斬首(首を切り落とすこと)され、死んでしまったらしい

武功を帳消しにされ、身に覚えの無い悪事をなすりつけられ…

また、彼は故郷に残してきた妻子の行く末を案じて、この世をさ迷ううち…

邪悪な霊になってしまったらしい

…なんか、かわいそうだな…

『同情すると、おぬしが今度、憑かれる』

ええ?いやだ、あんな恐ろしい霊に…

一刀斉だけで、精一杯なのに

彼は…その後、この世の様々な人々に憑依することによって、悪性を強め…

今のような、強力で邪悪な霊に、姿を変えていった、とか